今日のメッセージ 『御霊によって歩みなさい』 2024年3月17日

 牧師 高橋勝義

〔レビ記8章1~21節〕

 神はアロンとその子らを神の働きに召し、モーセに油注ぎを行うように指示されました。アロンとその子ら、そして全会衆を幕屋の入り口に集め、アロンとその子らを水で洗い、その後アロンに祭司服を身につけさせます。モーセは注ぎの油を取って、幕屋とその中にあるすべてと祭壇の上に七度振りまき、祭壇とそのすべての用具、洗盤とその台の油注ぎを行い、それらを聖別しました。それからアロンの頭に油を注ぎ、彼を聖別しました。次にアロンの子らを連れて来て、彼らにも長服を着せ、装束を整えました。アロンとその子らは、罪のきよめのささげ物、また全焼のささげ物である雄牛の頭に手を置き、それを屠り、モーセはその血を祭壇の側面に振りかけ、その雄羊を全部、祭壇の上で焼いて煙にしました。すべて主が命じられたとおりにモーセは行いました。

 神は御自身の働きのために召した人、アロンの頭に、特別に油を注ぎました。この頭に油を注ぐ行為は、今の私たちにどう関わるのでしょうか。イエス様の昇天から50日後、約束された通り聖霊が下られました(使徒1:8)。炎のような舌が分かれて、一人ひとりの上にとどまると、皆が聖霊に満たされ、他国のいろいろなことばで話し始めたのです(使徒2:3,4)。また、異邦人にも同じように聖霊が注がれました(使徒10:44)。この時から聖霊はイエス様を救い主と信じるすべての人の内にきてくださったのです。そして自分の力で頑張る歩みから、私たちの心に内住される神、聖霊に導かれる歩みへと移されたのです。

 「御霊によって歩みなさい。そうすれば、肉の欲望を満たすことは決してありません。」                    (ガラテヤ5:16)