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〔レビ7章22~38節〕
神は、動物の死骸にある脂肪、野獣にかみ裂かれた動物の脂肪、また、食物のささげ物として主に献げられた動物の脂肪を食べてはならない。また、イスラエルの民は、どこに住んでいても、鳥でも動物でもその血を食べてはならない、これを食べる者はみな、神の民から断ち切られる、と告げられました。そして神は、交わりのいけにえとしてささげられた胸肉、右のもも肉をアロンとその子らがイスラエルの民から受け取る永遠の割り当て(権利)と定められました。それは神が、レビ族は相続地を持ってはならないと定められた(民数記18:20)ゆえです。これから入る約束の地では、レビ族には受け取るべき割り当て地がないのです。
それでは、私たちが受け取る割り当て地、相続地について考えてみましょう。
イエス様と一緒に十字架にかけられた囚人が二人いました。そのうちの一人は、イエス様をののしりますが、もう一人は、自分の罪を認め「イエス様。あなたが御国に入られるときには、私を思い出してください。」と願いました。彼のこの告白に対して、イエス様は、「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。(ルカ23:43)」と言われたのです。同様に、イエス様を罪からの救い主と信じた私たちには、天に、神が下さる建物、人の手によらない永遠の住まいがあるのです(Ⅱコリント5:1)。
これこそが、イエス・キリストを救い主と信じる者が受け取る割り当て地であり、私たちの永遠の相続地なのです。ここでは、私たちの目の涙を神がことごとくぬぐい取って下さり、もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもないのです(黙示21:4)。さあ、罪を捨てて、自分の前に置かれている競走を、忍耐をもって走り続けようではありませんか(へブル12:1)。