牧師 高橋勝義 |
〔出エジプト35章1~29節〕
いよいよ幕屋建設を始めるにあたり、モーセはイスラエルの全会衆を集め、安息日は主が命じられた主を礼拝する大切な日であること、また、主への奉納物、すなわち貴金属、宝石、さまざまな撚り糸、皮、アカシヤ材、油、香り高い香などは、すべて進んで献げられたものを受け取るようにと告げ、これらを用いて、さまざまな備品、器具、用具、祭司が聖所で務めを行うための式服など主が命じられたすべてのものを造らなければならないと語りました。
モーセが全会衆の前から立ち去った後、心を動かされた者、霊に促しを受けた者、進んで献げる心のある者は主への奉納物を持って来ました。男も女もみな、主がモーセを通して行うように命じられたすべての仕事のために、心から進んで献げたのです。
ダビデは、「わが子ソロモンよ。あなたの父の神を知り、全き心と喜びの気持ちをもって神に仕えなさい。主はすべての心を探り、すべての思いの動機を読み取られるからである。(Ⅰ歴代誌28:9)」と語りました。
私たちは「主のため」と言いながら、自分の誉れや自己満足を求めて行動していることがあります。ですから、日々十字架を見上げ、心の中を点検することが大切になってきます。それは、イエス様が私たちの罪の贖いのために、神の御姿を捨て、人となり、しかも自らを低くして、十字架の死にまで従われたお方だからです。(ピリピ2:6~8) イエス様のこの愛を心にしっかり刻み、日々、自らの行動の動機を点検し、神への感謝と喜びをもって神のみことばに聞き従って歩んでいきましょう。
「何が主に喜ばれることなのかを吟味しなさい(エペソ5:10)」