今日のメッセージ 『王の王、主の主』 2023年6月25日

 牧師 高橋勝義

〔出エジプト29章35~46節〕

 神はモーセに、アロンとその子らの任職式を七日間行うように命じます。
主が命じたすべてのこととは、毎日、罪のきよめのささげ物として雄牛一頭を献げて、その祭壇から罪を除く。また祭壇に油を注ぎ、七日間祭壇のために宥めを行い、祭壇を最も聖なるものとする。さらに、常供の全焼のささげ物として、祭壇の上で、毎日絶やすことなく、朝と夕暮れに、一匹の雄の子羊を献げ、これに朝の穀物のささげ物や注ぎのささげ物を同じく添える。それは芳ばしい香り、主への食物のささげ物となる。これらによって、神はその場所でイスラエルの子らと会い、モーセと語る。神はイスラエルの子らのただ中に住み、彼らの神となる。

 イスラエルの民をエジプトの地から救い出し、幕屋建設を命じられた神の目的、さらに七日間の祭司任職式を命じられた神の目的は、民が、「わたしは彼らの神、主である」と言われるお方を知り、神の民としての自覚を持つためであったのです。さらに神こそが、イスラエルを治めるお方、すなわち「王」であることを教え諭すためでした。

 そして今、私たちとともに歩まれる神は、罪のただ中から私たちを救い出された神であり、すべての罪の身代わりとなって十字架で死んでくださったイエス・キリストです。

 「わたし、このわたしが主であり、ほかに救い主はいない」(イザヤ43:11)

 このお方について、聖書は「祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主(Ⅰテモテ6:15)」と語っています。このお方が、私たちの神、主となられ、私たちのただ中に住んでくだるのです。この事実は驚きであり、何と幸いなことでしょうか。