今日のメッセージ 『聖霊による証印』 2023年6月18日

 牧師 高橋勝義

〔出エジプト29章22~34節〕

 神は、アロンとその子らが祭司職に就くための任職を行うように、モーセに命じました。まず、主の前にある種なしパンのかごから、円形パン、油を混ぜた輪形パン、薄焼きパンをそれぞれ一つずつ取り、アロンとその子らの手のひらに載せ、奉献物として主の前で揺り動かし、それらを全焼のささげ物とともに、主の前の芳ばしい香りとして祭壇の上で焼き、煙にする。これは主への食物のささげ物となる。次にアロンの任職のための雄羊の胸肉を奉献物として主に向かって揺り動かす。これはモーセの受ける分となる。次に奉献物として揺り動かされた雄羊の胸肉と、奉納物として献げられたもも肉とを聖別する。これらはアロンとその子らがイスラエルの子らから受け取る永遠の割り当てとなる。またアロンの聖なる装束は彼の跡を継ぐ子らのものとなり、彼らはこれを着けて油注がれ、祭司職に任命される。

 このようにして、任職式を経てのち彼らは祭司となる。

 祭司が任職式を経てその務めにつくことができるように、私たちの救いにも、任職式のようなものが必要なのでしょうか。いや、その必要はありません。神が私たちの救いの保証人だからです。私たちが救いの確信を得られるようにと、神はもう一人の助け主(聖霊)をお与えくださり、そのお方がいつまでも、私たちとともにいるようにしてくださいました(ヨハネ4:16)。救いの福音を聞いて信じた私たちは、約束の聖霊によって救いの証印を押され(エペソ1:13)、神はその保証として私たちの心に、御霊を与えてくださったのです(Ⅱコリント1:22)。

 ですから、パウロも「あなたがたは、自分が神の宮であり、神の御霊が自分のうちに住んでおられることを知らないのですか(Ⅰコリント3:16)」と私たちに諭すのです。