牧師 高橋勝義 |
〔出エジプト28章1~21節〕
神はモーセに、兄アロンとその息子たちナダブ、アビフ、エルアザル、イタマルを聖別し、祭司として神に仕えさせるように命じました。そして大祭司アロンの装束として、神の栄光と美を表す聖なる胸当て、エポデ、青服、市松模様の長服、かぶり物、飾り帯を作るように命じます。胸当てには、十二部族を表すイスラエルの息子たちの名が彫られた十二個の宝石がはめ込まれ、エポデの両肩には二つの肩当てが付けられ、そこに載せられた縞めのうの石にもイスラエルの息子の名を刻むように示されました。
大祭司アロンが主の前に出るときには、胸当てに刻まれた十二個の宝石、すなわち十二部族の名が常に主の前に覚えられたように、イエス様を罪からの救い主と信じる信仰によって、いのちの書にはっきりと記されたあなたの名は、神の前に覚えられているのです。
永遠に存在され、変わることのない祭司職を持つイエス様が、私たちのためにとりなしをしてくださっているので、神に近づく私たちを完全に救うことができます(へブル7:24,25)。また、神は「勝利を得る者(イエス様を信じる者)は、このように白い衣を着せられる。またわたしは、その者の名をいのちの書から決して消しはしない。(黙示録3:5)」とまで約束してくださっているのです。私たちは、まことの神から離れ、自分勝手に歩んでいたにもかかわらず、イエス様の十字架を信じる信仰により、すべての罪が赦され、天国に国籍が与えられているのです。このような素晴らしい恵みをいただいているのですから、感謝と喜びをもって、このお方とともに御国を目指して歩んでいきましょう。
「わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない」(ヨシュア1:5)