牧師 高橋勝義 |
〔出エジプト27章9~21節〕
神は、モーセに、幕屋全体を囲う掛け幕と板や柱、台座などを作るように命じます。それは、全体の大きさが、南側百キュビト(約44.5m)、北側も百キュビト、西側が五十キュビト(約22.25m)、正面になる東側が五十キュビト、そして掛け幕の高さを五キュビト(約2.2m)とし、それぞれに撚り糸で織った亜麻布の掛け幕をかけて張り、幕屋に用いるすべての備品、すべての杭、庭のすべての杭は青銅で作る、でした。
聖所の中は、真っ暗ですから明かりが必要です。その明かりとなる燭台のともしびを絶えずともしておくために質の良い純粋なオリーブ油を用意し、アロンとその子らは燭台のともしびを、夕方から朝まで主の前に整えるようにと、命じられました。
イエス様は、サマリヤに行く途中、疲れて井戸のかたわらに腰をおろしていた時、水を汲みにきたサマリヤの女に「わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます(ヨハネ4:14)」と語られました。それは、なくならない水についてではなく、私たちの心の中には決して消えることのないともしびが必要であることを語られたのです。
そのともしびとは助け主(聖霊)のことです。イエス様は、ご自分が天に帰られたあと、聖霊が私たちとともにいて、助けてくださる、と約束してくださいました(ヨハネ14:16)。その約束通り、聖霊は私たちの内に住み、罪に死んでいた私たちの歩みを罪に打ち勝つ歩みへと変えてくださるのです(ローマ8:11)。なぜならイエス様を信じる者の内には、どんなときにも聖霊がおられ、このお方の力によって歩むことができるからです。