牧師 高橋勝義 |
〔ルカの福音書2章1~20節〕
神は、「主は自ら、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。(イザヤ7:14)」と約束されました。それから約700年後、ヨセフのいいなずけマリアに御使いが現れ、「見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。(ルカ1:31)」と告げます。
そのころ皇帝アウグストゥスから全世界の住民登録をせよという勅令が出たために、ヨセフとマリアは、ガリラヤの町ナザレから、先祖の地であるベツレヘムに上って行きました。しかし住民登録のため宿屋はどこも満員で、月が満ちたマリヤはベツレヘムの馬小屋で男の子を生み、その子を布にくるんで、飼葉桶に寝かせました。
その夜、羊の群れの夜番をしている羊飼いたちに、主の使いが来て、主の栄光が周りを照らし「恐れることはありません。~ 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです(ルカ2:10~12)」と告げたのです。すぐに出かけた羊飼いたちは、すべてそのとおりの出来事に、神をあがめ、賛美しました。
イエス様は私たちの罪の身代わりとなり、私たちを神の国に招き入れるために、人となって来てくださいました。そして、「時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい(マルコ1:15)」と語られたのです。では、何を悔い改め、何を信じるのでしょうか。
それは、神に従わずに歩んでいる罪を認め、この罪の身代わりのためにイエス様が十字架の上で死んでくださったことを信じることです。それゆえに、主の使いは「私たちのために救い主がお生まれになった」と語ったのです。