牧師コラム 『祈りの戦い』 2022年9月25日

 牧師 高橋勝義

〔出エジプト17:8~16〕
レフィディムで宿営したものの水がなく、殺気立ってモーセに詰め寄るイスラエルでしたが、神はホレブの岩から水を出して下さいました。そこにアマレク人がやって来て、戦いとなりました。モーセはヨシュアに「男たちを選び、出て行ってアマレクと戦いなさい。私は明日、神の杖を手に持って、丘の頂に立ちます。」と言い、ヨシュアはアマレクと戦います。
丘の上のモーセの手が高く上げられているときは、イスラエルが優勢になり、手を下ろすとアマレクが優勢になります。モーセの手が重くなると、アロンとフルは石を取り、モーセはその上に腰掛け、アロンはこちらから、フルはあちらからと、モーセの手を支たのです。彼の両手は日が沈むまで、しっかり上げられて、ヨシュアはアマレクに勝利しました。 主はモーセに、これを記録として記し、ヨシュアに読んで聞かせるように言われました。さらにモーセは祭壇を築き、それをアドナイ・ニシ「主はわが旗」と呼んだのです。

ヨシュアたちの戦いは、背後のモーセとアロン、フルによる祈りの戦いでした。
この戦いは、何よりも、神がともに戦っておられるのです。
この世の様々な戦いにおいても、自分だけで悪戦苦闘している私たちに、神は「あなたがたがわたしに呼びかけ、来て、わたしに祈るなら、わたしはあなたがたに耳を傾ける(エレミヤ29:12)」と語っています。

神は、私たちの祈りを待っておられるのです。イスラエルが勝利したように、神への祈りが、私たちの信仰生活を勝利へと導くからです。

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことにおいて感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。(Ⅰテサロニケ5:16~18)」