牧師コラム 『神の愛の贈り物』 2021年12月19日

牧師 高橋勝義

神の最大の関心事は、一度死ぬことと死後さばきを受けることが定まっている私たち人間を救うことです。それゆえ、神は預言者イザヤに「今よりとこしえまで。万軍の主の熱心がこれ(救い)を成し遂げる。(イザヤ9:7)」と語らせました。この希望の約束は、イザヤが預言した700年後にナザレの村のマリアの上に成就します。

結婚を前にしたヨセフは、婚約者マリヤが身ごもったことを知り、苦悩しますが、神は夢の中で主の使いを通して「ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリヤをあなたの妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです。マリヤは男の子を生みます。その名をイエスとつけなさい。この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです。(マタイ1:20,21)と励まします。そして預言通りに男の子が生まれ、ヨセフはイエスと名付けます。
聖書はさらに「『見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。(マタイ1:23) 」と語ります。ここに預言者イザヤを通して語られたことが、成就したのです。

聖書は「神はそのひとり子(イエス・キリスト)を世に遣わし、その方によって私たちにいのちを得させてくだいました。それによって神の愛が私たちに示されたのです。(Ⅰヨハネ4:9)」と語っています。キリストは、滅びに向かう私たちの身代わりになるために、この世に人となってお生まれになられました。

まことにイエス・キリストの誕生は、“神の愛の贈り物”なのです。

あなたもキリストを罪からの救い主と信じて、この神の愛のプレゼントを受け取り、永遠のいのちをいただいて、神のこどもになろうではありませんか。