牧師コラム 『契約のしるし“虹”』 2020年4月12日

牧師 高橋勝義

 雨上がりの空にかかる虹はとても綺麗で、心が躍ります。この虹には神の愛のメッセージが込められていると知るなら、誰もが虹を喜ぶことに納得するでしょう。

 ノアの家族と生き物たちは、箱舟の中で1年と10日という長い時間を過ごしました。そして地はすっかり乾き、神の促しに従ってノアの家族と生き物たちは箱舟から出て新たな歩みを始めます。まず神を礼拝したノアとその息子たちを神は祝福して、彼らに「生めよ。増えよ。地に満ちよ。生きて動いているものはみな、あなたがたの食物となる。緑の草と同じように、そのすべてのものを、今、あなたがたに与える。」と仰せられました。
 さらに神は、もう洪水で地上を滅ぼすことはしないと約束され、空にかかる虹がその永遠の契約のしるしであると言われたのです。
人の罪がなくならないことをご存知の神が、二度と洪水で滅ぼさないと約束されたのは、救い主イエス・キリストによって人を罪から救うご計画があったからです。

 終わりの時には、今ある天と地は火で焼かれ、さばきと滅びの時がくると聖書は語ります(Ⅱペテロ3:7)。 私たちを愛しておられる神は、このさばきと滅びから救うために、神のひとり子イエス・キリストをこの世に遣わされたのです。
 「それは御子(イエス・キリスト)を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためです(ヨハネ3:16)」