牧師 高橋勝義 |
近頃の住宅扉は鍵を使わず「カードキー」や「スマホ」で鍵を開閉し、雨の日や荷物のある時とても便利です。また病院や店舗では自動ドアが普通になっています。
さて、地に増え広がった人間が堕落した姿に心を痛めた神は、すべての生き物を滅ぼすことを決め、【主】の心にかなっていたノアに「ゴフェルの木で箱舟を造りなさい」(創世記6:13,14)と命じます。
そして、ノアはすべて神が命じられたとおりに行ったのです(創世記6:22)。
人々は、ノアから箱舟を造る理由を聞いていましたが、誰一人として信じませんでした。箱舟が完成すると、神はノアに「あなたの家族とすべてのきよい動物の中から雄と雌を七つがいずつ、きよくない動物の中から雄と雌を一つがいずつ、また空の鳥の中からも雄と雌を七つがいずつ取り、箱舟に入るように (創世記7:1~3) 」と命じます。ノアはすべて命じられたとおりに行い、そして彼も箱舟に入りました。
すると【主】が、彼のうしろの戸を閉ざされたのです。(創世記7:16)
神が閉ざされたならば、誰もその扉を開けることはできません。
今、キリストを罪からの救い主として信じ、神と共に歩むことができる「扉」は開かれています。しかしこの救いの扉も、思いがけない時、突然、閉じられます。
ノアの時代の人々のようにならないために、救いの扉の中に入ってみませんか?
「見よ、今は恵みの時、今は救いの日です」(Ⅱコリント6:2)。