牧師コラム 『みことばに生きる』 2020年1月1日

牧師 高橋勝義

明けましておめでとうございます。

今年も主の祝福と守りが皆様の上に豊かにありますようにお祈り申し上げます。
今年もよろしくお願い致します。

 

 

ミルクは、生まれたばかりの赤ちゃんにとって命をつなぐ必要不可欠なものです。
同じように、キリストをからの救い主として信じたすべてのクリスチャンに向かって、聖書は「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、霊の乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。(Ⅰペテロ2:2)」と語ります。

神のみことばは赤ちゃんのミルクと同じで、信仰の成長には必要不可欠なものなのです。なぜなら、みことば(聖書)は生ける神の『ことば』であり、それによって、私たちは、過ちを示されたり、慰められたり、励まされたりして、進む道を正しく導かれていくのです。聖書は単に知識を得るための書物ではないのです。

昔、エジプトで奴隷であったイスラエル人は、神の力強い御業によって救い出されました。しかし約束の地を目前にしながら、神の約束を信じないで、自分たちの判断を優先し、ついには荒野で40年間放浪生活することになってしまったのです。
その理由について聖書は「彼ら(イスラエル人)には、聞いたみことばが益となりませんでした。みことばが、聞いた人たちに信仰によって結びつけられなかったからです。(ヘブル4:2)」と語ります。つまり『みことばを信じて生きる』ことをしなかったのです。学んだことも単に知っている、というだけではその力は発揮できません。それを日常生活の中に取り込み、生かしてこそ力を発揮するのです。

2020年、新しい年が始まりました。
この年、あなたは何を頼りにして歩むのでしょうか。私たちを愛しておられる生ける神のみことばを土台にする新しい歩みを始めましょう。