牧師 高橋勝義 |
週の初めの明け方早く、女たちは準備しておいた香油と香料を持って墓に出かけて行きました。問題は、墓を封印している大きな石をどうやって動かすか、でした。
ところが、石は墓からわきに転がされており、中にあるはずのイエス様のからだが見当たらなかったのです。途方に暮れる女たちの前に二人の御使いが現れ、恐れで顔を伏せる彼女たちに「あなたがたは、どうして生きている方を死人の中に捜すのですか。ここにはおられません。よみがえられたのです。~人の子は必ず罪人たちの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえると言われたでしょう(ルカ24:5~6)」と告げました。
イエス様のことばを思い出した彼女たちは、急いで弟子たちのところに戻り、事の次第を話すのですが、たわごとのように思えた使徒たちは、彼女たちを信じませんでした。しかし、ペテロは走って墓に行き、かがんでのぞき込むと、亜麻布だけが見え、この出来事に驚きながら帰って行ったのです。
聖書は、イエス様のよみがえりについて「もしキリストがよみがえらなかったとしたら、あなたがたの信仰は空しく、あなたがたは今もなお自分の罪の中にいます(Ⅰコリント15:17)」と語っています。また、「今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました(Ⅰコリント15:20)」とも語っています。
イエス様のよみがえりこそが、私たちの罪の贖いを完成し、新しいのちを私たちに与えるのです。そして、イエス様ご自身が「わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は死んでも生きるのです。(ヨハネ11:25)」と語っておられます。
イエス様のこの招きに、あなたは、どう応答しますか?