前回(6月24日)に続き、信仰の父アブラハムの生涯を学びます。
アブラハムが主のみことばに従って、故郷を出立したのは75歳でした。そのときの主のお約束は、アブラハムの子孫は繁栄するという事でした。
しかし、充分、老境に達しているアブラハム夫妻には子どもが、ありません。どんなに自分の身が栄えても、それを受け継ぐ子どもが生まれない事には、主のお約束は絵に描いた餅になってしまいます。アブラハムの心の中に、これから先の不安と、新しい環境に適応できるかという恐れが芽生えていました。
そのアブラハムに、主は「恐れるな。わたしはあなたの盾である」と語りかけ、さらに夜、外に連れ出して「さあ!天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい。あなたの子孫はこのようになる」と主は語られるのです。(創世記15章5節)
アブラハムは、主の語られたことは、そのとおりになる(アーメン)と信じたのです。キリスト教は、アーメンの宗教とも言われます。アーメンの意味は、「そのとおり」ということです。
主の語られた事に「アーメン」と唱える人を、主は喜ばれるのです。