牧師コラム 『闇から光へ』 2018年6月10日

 牧師 高橋勝義     

 蛍光塗料は、光を蓄え、暗くなると、吸収した光を発散させて輝きます。
 しかし、その欠点は光を受けないと輝けないということです。
 イエス・キリストは、『からだの明かりは目です。あなたの目が健やかなら全身も明るくなりますが、目が悪いと、からだも暗くなります。(ルカ11:34)』と語りました。
 また、『わたしは光として世に来ました。わたしを信じる者が、だれも闇の中にとどまることのないようにするためです。(ヨハネ12:46)』とも語っています。
 イエス・キリストは、私たちが「闇の中にいる」と言っていますが、闇の中にいるとは、まことの神に背を向け、自分の考えこそ正しいと信じる自己中心の人生を送っていることです。これが、聖書の示す罪なのです。
 罪がもたらすものは、「憎しみ・恨み・妬み・偽り」などです。これらが、人間関係を壊し、自分自身も傷つけます。心が病めば、からだも病むのです。
 この闇の中から脱出する方法は、光であるイエス・キリストを信じることです。
 しかし、人は自分が闇の中にいることが分かりません。
 十字架は、私たちが闇の中にいることを教え、光に導きます。
 ところが、私たちの心の目が曇っていると、光を見ているにもかかわらず、光が全く見えないのです。
 イエス・キリストは、私たちを闇の中(罪の中)から救い出すためにこの世に来られ、十字架の上で、私たちのすべての罪の身代わりとなって死なれました。
 この事実を受け入れ、イエス・キリストを信じる者となって、あなたも、闇から光の中を歩む人生に変わる道を求めてはみませんか…。