牧師コラム 『あなたの主人は誰か』 2018年6月3日

 牧師 高橋勝義

 

 
 戦国時代は、男にとってロマンがありました。なぜなら、一国一城の主になれるチャンスがあったからです。それには、誰に仕えるかが、とても重要になって来ます。
 現代でも、良い上司に恵まれれば、出世の道も開かれていきます。
 ところで、イエス・キリストは、『わたしに味方しない者はわたしに敵対している(ルカ11:23)』と語りました。「わたし」とは、もちろん、イエス・キリストのことです。
 この意味を考える前に、まず、私たち自身の姿を知る必要があります。
 聖書は、まことの神から離れ、背を向けて歩んでいることを罪と言っています。
 この罪の歩みをしている私たちのことを、イエス・キリストは、『まことに、まことに、あなたがたに言います。罪を行っている者はみな、罪の奴隷です。(ヨハネ8:34)』と語っているのです。
 つまり、罪の奴隷になっているのが、私たちの姿なのです。
 罪の奴隷とは、「恨み・妬み・憎しみ・嫉妬・うそ・意地悪・怒り」などに支配されていることを指しています。現に、私たちは、自分の心をコントロール出来ず、その結果、人間関係が損なわれ苦しんでいます。
 この罪の奴隷状態から私たちを解放するために、神はイエス・キリストを十字架の上ですべての罪の身代わりに処罰されました。
 『イエス・キリストの味方になる』とは、この事を自分のこととして受け入れ、イエス・キリストを信じることです。
 これが、罪から解放されることになるからです。
 イエス・キリストは、『あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします(ヨハネ) 8:32』と約束しています。あなたも是非、イエス・キリストに味方する者となって、罪の奴隷から解放される人生に踏み出しましょう…。