牧師 高橋勝義 |
電球を発明したトーマス・エジソンは、「人生に失敗した人の多くは、諦めた時に自分がどれほどの成功に近づいていたか気づかなかった人たちだ」と言っています。
確かに、何事においても、中途半端は良くないということなのでしょう。
イエス・キリストは、こんなたとえ話をされました。…真夜中、友人が旅の途中、自分の家に来たのに、もてなすものが何もないので、友にパンを貸してくれるようにお願いに行きました。友は、ぐっすり眠っているところを起こされたわけですから、断ります。しかし、しつこく頼み続けるなら、起きて必要なものを上げるでしょう。
このたとえから、イエス・キリストは、諦めずに、しつこく(厚かましく・恥を恐れず)祈り続けることを私たちに教えているのです。
誰に祈るのか。もちろん、すべてを御存知のまことの神に向かって祈るのです。
イエス・キリストは『あなたがたに言います。求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれでも、求める者は手に入れ、探す者は見出し、たたく者には開かれます。(ルカ11:9,10)』と語るのです。これは約束のことばなのです。
イエス・キリストのたとえ話に戻りますが、真夜中、友にパンを貸してくれるように頼みに行くわけですから、友との信頼関係が出来ていなければ、夜中に頼みに行くことなど到底出来ません。
同様に、諦めずに祈り続けるためには、まことの神に対するあなたの揺るぎない信頼が問われてくるのです。
ところで、あなたの信じている神は、本当に信頼できるお方ですか…。