牧師 栗原延元 |
前回(10月1日)はヨナが魚の腹の中から、彼の神、主に祈った祈りのことばを学びました。今回は、魚の腹の中から陸地に吐き出されたヨナがニネベの町に行って、主のことばを伝えたヨナの説教の働きとその結果について学びます。
当時のニネベは、行き巡るのに三日もかかるほどの非常に大きな町でした。12万人以上の人間と数多くの家畜とがいました。その町の人々にヨナは歩き回りながら「もう四十日すると、ニネベは滅ぼされる」と叫んだのです。悪と暴虐が町中にはびこっていたニネベの町でしたが、ヨナの宣教のことばによってニネベの町の人々は、こぞって神を信じ、悪の道から立ち返り、暴虐な行いを悔い改めました。
主なる神はニネベの町の人々が悪の道から立ち返るために努力しているのをご覧になって、彼らに下すと言っておられたわざわいを思い直して、そうされなかったのです。
ヨナの説教で悔い改めたニネベの人々をイエスは称賛しました。 (マタイ12:41) そして、〈ここにヨナよりもまさった者がいる〉と、ご自身が誰であるかを明らかにするのです。まさにイエスこそ、神が世を救うために、天から遣わされたお方なのです。