牧師 高橋勝義 |
渡波の地に移り住んで、1年半が過ぎました。当初は、風の音に驚かされ、半島に向かうダンプの音も気になりましたが、今はすっかり慣れました。
近くに生協・イオン・地元のスーパーあいのやがあり、生活の不便は感じません。
震災から七年目に入り、街は、日ごとに変化しています。
しかし、震災の傷跡は、簡単に消えるものではありません。
人々の話を聞くたびに、安らぎと平安を与えることが出来るのは、天地万物を創られ、私たちを愛しておられるまことの神だけであると痛感します。
私には、「神が愛なら、なぜ、このような悲劇が起こるのか」の問いに答えられません。
イエス・キリストは、『あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。(ヨハネ13:34)』と命じられました。
私たちを愛して下さったイエス・キリストの愛とは、どんな愛なのか。
私たちは、 私たちを創られた神から離れ、自己中心の歩みをしています。
この罪のために、イエス・キリストは、私たちの身代わりとなって、十字架で死なれました。
ご自分のいのちを捨ててまで、私たちを罪から救おうとされたのです。
これが、イエス・キリストの愛です。 このイエス・キリストの愛に、世界中の教会が、動かされ、被災された方々のために祈り、支援活動をさせて頂きました。
また、アメリカの子どもたちが、自分のお小遣いの中から、被災地の為にと献金し、仙台福音自由教会に届けられました。
この地の方々に、このイエス・キリストの愛をお伝えし、まことの神からくる安らぎと平安の中で人々が憩うことが出来ますように願っています。