牧師コラム 『預言者ヨナのしるし』 2017年8月6日

 牧師 栗原延元

 聖書学者のある人が、イエスに、キリスト(救い主)である証拠としての奇蹟を求めました。そのときイエスは答えて言われました。「悪い、姦淫の時代はしるしを求めています。だが預言者ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられません。ヨナは三日三晩大魚の腹の中にいましたが、同様に、人の子も三日三晩、地の中にいるからです。ニネベの人々が、さばきのときに、今の時代の人々とともに立って、この人々を罪に定めます。なぜなら、ニネベの人々はヨナの説教で悔い改めたからです。しかし、見なさい。ここにヨナよりもまさった者がいるのです。」(マタイ12:3941より)
 これから3回あるいは4回にわたり、(それ以上になるかも知れませんが)ヨナ書を学びます。ヨナ書は旧約聖書の預言書のひとつです。預言者ヨナの人物は、今の私たちにも大変興味深く、学べば学ぶほど親しみがわいてくると思うのです。その預言者ヨナの生涯のエピソードが(三日三晩大魚の腹の中にいた)が、イエスが救い主(キリスト)である証拠だと言うのです。
 ゆっくり、じっくり、ヨナ書を学んでいきましょう。