牧師コラム 『先立ち行く復活の主イエス』

  牧師 栗原延元

 私たちは、これからの事を考えると、「心配」が先立ちます。一方、今までの事を振り返ると、後悔することが多くなります。
これからの事(あしたの事)、何を食べるか、何を飲むか、何を着るかの事などについてイエスは〈あすのための心配は無用です。あすのことは、あすが心配します〉と大ぜいの人に語りました。その真意は、天の父なる神は私たちのこの世の必要をご存知ですから、先のことを心配しないで、今日、しなければならないことを一生懸命しなさい、という事のようです。
今日、学びますのは、イエスが復活したことを伝えるマルコの福音書16章です。イエスの弟子たち3婦人が葬られたイエスに香料を塗りに行こうと墓に向かいます。道々、彼女たちは、「墓の入り口からあの石をころがしてくれる人が、だれかいるでしょうか。」と話し合っていたのです。墓に着いてみると石がすでにころがしてあった。墓の中に真白な長い衣をまとった青年がおり、「イエスは、よみがえられ、あなたがたより先に、ガリラヤに行かれ、そこでお会いできます」と婦人たちに語るのです。
今日の礼拝の中で、この青年の語ったことについて、学びます。
…あなたの席が用意してあります。