牧師コラム 『みこころを思いめぐらす』 2016年12月11日

高橋 勝義 伝道師


私たちは、楽しく生きるために様々な計画を立てます。
しかし、計画が挫折し、困難に出会い、思うように事が進まなくなると、
冷静ではいられません。
不安や恐れにさいなまれ、自分を責め、自暴自棄になります。
それでも、何とか自分の力で頑張ろうとします。

ザカリヤという人は、肝心な時に信仰が働かなかったので、10ケ月間、
全く口がきけなくなりました。
誰とも会話が出来ない状態は、かえって、神様のみこころを思いめぐらし、
自分は神様に愛されている」ことを確認し、
また「神様の恵みの中で生かされている」ことに気づかされたのです。

ローマ人への手紙8章28節には、
神を愛する人々すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには
神がすべてのことを働かせて益としてくださることを私たちは知っています。」
との約束があります。

災いに思えることも、神様を信じる者には、神様がすべてのことを働かせて益にされると
言って下さっているのです。
この神様の愛と恵みの中に生かされていることを受け取る時、信仰の目が開かれ、
困難に立ち向かう新たな力が与えられるのです。