栗原 延元 牧師 |
先日、車を走らせていたら「気をつけよう!雨の日、夕暮、交差点」の看板が
目に留まりました。
確かに、梅雨に入ったこの時季にタイムリーな交通標語です。
主イエスは、まもなく弟子たちと別れて、天に帰る前に、気をつけるべきことを
四項目に分けて話されました。
そのことがマルコ13章に書かれています。
今日、学ぶ3節から13節に、二つの気をつけるべきことが述べられています。
第一は〈人に惑わされない〉ことです。
主イエスは、ご自分が天に帰られた後の世界には、自分こそが救世主だという者が
一人や二人ではなく、大勢、現れるからです。
そして多くの人たちが惑わされるからだというのです。
主イエスが再び来られる時の様子はマルコ13章26節にはっきりと語られています。
また主イエスの再臨の前には、世の終末の前兆として、
戦争、地震、飢饉などが起こることが告げられています。
次にクリスチャンである故に為政者たちばかりでなく、
親、兄弟、子どもたちからさえも憎まれ、苦しめられるかも知れないということです。
信仰を全うするための覚悟を語っているのがこの章です。