高橋 勝義 伝道師 |
イエス様は、三十八年もの間、病気にかかっている人に、
「よくなりたいか」と問いかけました。
彼は、素直に「はい」とは言わず、
「池の中に私を入れてくれる人がいません」と答えました。
イエス様は、「起きて、床を取り上げて歩きなさい」と命じ、彼の病気を完全に直されました。
その後、宮で彼を見つけられたイエス様は、
「見なさい。あなたはよくなった。もう罪を犯してはなりません。
そうでないともっと悪いことがあなたの身に起こるから。」と語りました。
イエス様の「よくなりたいか」は、病気に対する問いかけですが、
実は、彼の心の状態に対しても問いかけているのです。
「罪を行っているものは、罪の奴隷であり、罪の中で死んでいる」と語っておられるように、
彼に、罪の生活をしないように、自分自身の生活を顧みるように諭されたのです。
「よくなりたいか」の問いは、私たちの内にある本音に対し、
「本当は、どうして欲しいのか?」と問いかけているのです。
あなたは、イエス様の「よくなりたいか」の問いかけに、何と答えますか?