栗原 延元牧師 |
復活はないと主張していたサドカイ人たちの論拠をみごとに論破した
イエスのところに一人の律法学者(復活を主張していたパリサイ人と思われます)が
「すべての命令の中でどれが一番大切ですか。」(マルコ12:28)とイエスに尋ねます。
<イエスは答えられた。「一番たいせつなのはこれです。
『イスラエルよ。聞け。われらの神である主は、唯一の主である。
心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』
次には、これです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』
この二つより大事な命令は、ほかにありません。」(マルコ12:29-31)
長く聖書箇所を引用しました。
イエスの語ったみことばをじっくり味わっていただきたいからです。
大事な命令は二つであります。神への愛と人への愛です。
この二つは別々に存在するのではないと思うのです。
源泉(みなもと)は、ひとつです。
それは神への愛です。神を愛する愛から、人を愛する愛が流れ出るのです。
そして神を愛する愛は、神の愛を知ることから生じるのです。
この神の愛は、イエス・キリストによって完全に顕されているのです。