栗原 延元牧師 |
本日はイースター・サンデー(復活祭聖日)です。
マルコ12章18~27節には、復活はないと主張していた
サドカイ人たちとイエスの問答が録されています。
その中で彼らの思い違いをイエスは指摘しています。
<聖書も神の力も知らない>ところから来ているのです。
まず彼らは聖書を知らないと言われます。
彼ら、サドカイ人たちは、旧約聖書の中のモーセ五書を
大変重んじていましたから聖書を知らないと言われる事は
心外だったでしょう。
イエスはモーセの書にある柴の箇所(出エジプト3:6)を読んだことが
ないのかと言われるのです。
そこには<わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である>と
神がモーセに語られたことばが書かれています。
サドカイ人たちは何度も読み、暗記していたことばでしょう。
しかし彼らはその本当の意味を知りませんでした。
イエスは<神は死人だ者の神ではありません。生きている者の神です>と
アブラハムもイサクもヤコブも神にあって生きている者であると語るのです。
イエスはことばで語るだけではなくて、死人の内よりよみがえり、
復活が事実であることを証しされたのです。(続く)