栗原 延元牧師 |
今日の聖書箇所は、富める者(お金持ち)が神の国に入るのが
何と難しいものであるかが論じられています。
難しいのではなく、ほとんど不可能であることが、
イエスによって次のように語られています。
<金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい>
(マルコ10章25節)
この言葉は弟子たちに大きな驚きを引き起こします。
<それでは、だれが救われることができるのだろうか>と。
イエスは更に話しを続けます。<それは人にはできないことです>。
人にはできないことを今までもイエスはハッキリ語ってきました。
まず人は<一本の髪の毛すら、白くも黒くもできない>(マタイ5:36)のです。
<自分のいのちを少しでも延ばすことができない>(マタイ6:28)のです。
人は人を救うことができません。どんなにお金を払っても、神の国を買うことはできません。
神の国は、神からの贈りものだからです。
贈りものをお金で買おうとする人には、神の国は絶対に買えないのです。
その人は、神ではなく、お金に依存しているからです。
お金に依存することを止めて(悔い改めて)神に頼ることです。
悔い改めに大きな妨げになるのが富なのです。
お金を神とすることがないように。