牧師コラム 「らしんばん」2015年8月30日

IMG_8506  高橋 勝義師

夏目漱石は、小説「草枕」で『意地を通せば窮屈だ』と言っています。
確かに、自分の意地を通そうとすれば、あちこちでぶつかります。
しかし、人の言いなりになるのも嫌なものです。
それに、自分の「誇り」や「面子」を捨てられません。
とかく、この世は住みにくい?

ところが、イエス様は、そのままのあなたでいいと言って下さるので、
気張る必要がないのです。とても心が楽になります。

パウロは、イエス様を迫害していたにもかかわらず、
ありのままの自分を受け入れて下さるイエス様に出会いました。
イエス様を信じた時、自分のうちに働く神様の力の素晴らしさを
日々の歩みを通して味わいました。

パウロは、神様から

「わたしの恵みは、あなたに十分である。
わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである。」(Ⅱコリント12:9)

と語られた時、戸惑いましたが、自分の人生を振り返ってみて、
心からうなずくことが出来たのです。
意地を張らず、「誇り」や「面子」に振り回されず、
ありのままの自分でいられる神様の恵みを味わう歩みをさせて頂きましょう。