栗原 延元牧師 |
7つのパンと少しの魚がイエスの手のうちで4千人ほどの人々の空腹を
満たした記事がマルコ8章に記されています。
マルコ6章では5つのパンと2匹の魚で男の数で5千人の人々の空腹が
いやされたとありますから、これで2度目の奇蹟が現されたことになります。
イエスが行われた奇蹟には、必ず意味があります。
パンの奇蹟には、「イエスがいのちの主である」ことを
読みとらなければなりません。
からだにパンがなければ生きていけないと共に
こころにみことば(イエスの教え)が受け入れられて、
人は生きていける。このことを2つのパンの奇蹟は物語っています。
食物について、イエスは改革的なことを教えます。
それは、食物は人を汚さないということです。
あれを食べてはだめ、これを食べてはいけないなどのタブーが
宗教の中に入り込んでいます。
食物によって人間の生き方が左右されると思う人々がいます。
イエスは、
「食物は人の心にはいらないで腹に入り、
そしてかわやに出されてしまうのです」とも教えています(マルコ7:19)。
このようにイエス様は人のこころをからだに関して健全な歩み方を
私たちに語っているのです。