牧師コラム 「らしんばん」 2015年3月29日

IMG_8506  栗原 延元 牧師

来週の日曜日は、イエス・キリストの復活をお祝いする日(イースター・サンデー)です。
その一週間前の日曜日をパーム(しゅろの木)・サンデーと呼びます。
人々がしゅろの木の枝を取って道に敷き、イエスのエルサレム入城を歓迎したのです。

この時、イエスは柔和なロバの子に乗ります。
しかもこのロバの子にはまだ誰も乗ったことがありません。
これは聖いご用に使われたことを意味します。
弟子たちは、このロバの子の上に自分たちの上着を掛け、尊敬のしるしとします。

まさに「しゅろの日曜日」のイエス様のエルサレム入城は、
救い主(キリスト)としてご自分を現わされたのです。
前を行く人も、後に従う者も「ホサナ!ホサナ!(栄光あれ、祝福あれ)」と叫んで、
エルサレムの宮に着いたのです。
群集の喜びの叫びが騒音に感じたのでしょう。
パリサイ人(イエスの人気をねたむ人々)のある者が、
イエスに「先生。お弟子たちをしかってください。」と言った時、
イエスは答えて言われました。

「わたしは、あなたがたに言います。もしこの人たちが黙れば、石が叫びます。」
(ルカ19:39〜40)

新しい賛美の民の集う所が、キリスト教会なのです。