牧師コラム 「らしんばん」 2015年2月15日

IMG_8506  栗原 延元牧師

マルコ4章を読むと、17、8年前にガリラヤ湖畔に立ち、
流山教会の人達に聖書を話した光景が鮮やかに浮かんできます。
私の声がよく通り、遠く離れた人にも聞きとれたのです。
2千年前に、イエス様がここで大勢の人々に話された事を思うと
私の心が熱くなりました。
アジア大陸の西の果てから東の果ての国に生まれた者にも
イエス様の事が伝えられかと思うと感動で胸が一杯になりました。

2節には、イエス様はたとえによって多くの事を教えられたと
書いてあります。
たとえ話は直接的に話すよりも、もっと大きな効果をもっています。
たとえ話は聞く人の心のキャンパスに絵を描くようなものです。そ
の内容が印象深く聞く人の心に残ります。
心に残る話は、その人に考える余裕を与え、
余裕は人に気づきを与えます。
<おびただしい数の群集>にイエス様は、
ご自分の語る「ことば」の大切さを理解させる為、
<種を蒔く人が種まきに出かけた>と農夫の情景を話します。

道端、土の薄い岩地、茨の中、良い地に蒔かれました。
芽生え、育ち、実を結んだのは、良い地に蒔かれた種です。
私達の心はどの地でしょうか。
そしてどのようにすれば、私達は実を結ぶ「良い地」になれるのでしょうか。
考えてみて下さい。