牧師コラム 「らしんばん」 2014年12月14日

IMG_8506     栗原 延元牧師

救い主イエス・キリストがお生まれになった日の出来事は、
ルカの福音書2章8節から20節までに詳しく録されています。

この日の出来事は、天地創造以来、もっともすばらしい出来事でした。
この日を境に歴史はB.C.(キリスト以前)と
A.D.(主の年)に分けられて記述されます。

主キリストの降誕の告知は、
ベツレヘムの町の羊飼いたちに与えられました。
羊飼いたちは、住民の数の中に加えられない、
卑しいと見なされていた人たちだったのです。

しかし、主の使いは野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた
彼らのところに来られました。
そして「きょうダビデの町で、あなたがたのために、
救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」(ルカ2:11)
と告げたのです。
この知らせの後、御使いと一緒に多くの天の軍勢が現れて、
神を賛美して言いました。

「いと高き所に、栄光が、神にあるように。
地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(ルカ2:14)。

御子イエスの誕生は天の一大イベントでした。
この告知を聞き、実際にその通りであった事を
証言したのが羊飼いたちでした。
神は謙遜な人々の心の中にお住いになるお方なのです。
「主よ、私の心に宿り給え」と祈りたいものです。