仲田志保 伝道師 |
教会暦では、今日からアドベント《待降節》に入りました。
神であるイエス・キリストが、人として地上に来られるのを待ち望む季節です。
アドベントののち、私たちはクリスマスを喜ぶのです。
今日は、クリスマスの出来事を振り返りながら、
私たちの人生に与えられた大きな喜び、慰めに与りたいと思います。
ヨセフは、いいなづけのマリヤが結婚前に身重になったことに悩み、
彼女をさらし者にはしたくなかったので、婚約を破棄しようと考えました。
しかし、神の使いがヨセフの夢に現れて、
マリヤの胎の実は他の男性と関係を持ってできたものではなく、
神のなさった奇蹟のわざであることを知らせました。
その子は、すべての人のたましいを暗い罪の闇から救い出す、
救い主だと言うのです。
聖書は、救い主はベツレヘムに生まれると約束しています。
しかしヨセフとマリヤはナザレにいました。
「どうしてナザレの私たちに、ベツレヘムから出るはずの救い主が、
赤ん坊として与えられるのか」と、不思議でならなかったでしょう。
しかしそんな矢先、皇帝アウグストから、国勢調査の達しが届きました。
登録のため、ベツレヘムまで来いという命令です。
歴史が、神の御手の中で、動き出しました。