栗原 延元牧師 |
イエス様の言葉には、力があります。
その力にカペナウムの町の人々は驚きました。
今日の聖書の箇所には、イエス様が御手を働かせて
人々の病を治した御業が記されています。
熱病で床に着いていた弟子ペテロの姑に近づき、
手を取って起こされると直ぐに彼女の熱は引き、
イエス様の一行をもてなしました。
またツァラアトの人を深く憐れみ、手を伸ばして彼に触りました。
すると直ぐに病は消え、その人は治りました。
人々が恐れて近づかず、触れようともされなかった人に
御手を伸ばされるイエス様に、神の愛の広さを見ます。
この2人の癒しの記事の中間に、イエス様の祈りの様子が描かれています。
<イエスは、朝早くまだ暗いうちに起きて、寂しい所へ出て行き、
そこで祈っておられた。(マルコ1:35)>イ
エス様の手は働きを始める前に神に祈る手として
両手を組み合わせられていたのです。
私たち一人一人の救いのために。
「主が私の手を取ってくださいます。
どうしてこわがったり逃げたりするでしょう。
やさしい主の手にすべてをまかせて旅ができるとは
何たる恵みでしょう。」(聖歌651の1節)