今日のメッセージ 『主はあなたを招いておられる』 2024年10月20日

 牧師 高橋勝義

〔レビ記26章34~46節〕

 神は、主の掟とすべての命令を行わないなら、様々な疫病が起こり、種を蒔いても収穫できない、それでも尚、わたしのこの懲らしめを受け入れず、逆らって歩むなら、あなたがたの地は荒れ果て、町々は廃墟となると警告されたのです。神の懲らしめとは、国を失い、捕囚の身となる非常に厳しいものです。しかし、神は、強情で頑なな心、うなじの怖い民を、この懲らしめによって、罪を自覚させ、真の悔い改めへと導こうとされたのです。

 この時、神は「わたしはヤコブとのわたしの契約を思い起こす。またイサクとのわたしの契約を、さらにはアブラハムとのわたしの契約をも思い起こす。わたしはその地を思い起こす。」さらに「わたしは彼らを退けず、彼らを嫌って絶ち滅ぼさず、彼らとのわたしの契約を破ることはない。わたしが彼らの神、主だからである。」と語られたのです。

 イエス様は、「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人です。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためです。(ルカ5:31,32)」と語りました。それは、私たちの将来を案じてのことであり、『人間は一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている(ヘブル9:27) 』ことを知っておられたからでした。

 罪とは、神の教え(律法)に聞き従わないことです。(Ⅰヨハネ3:4)イエス様は、私たちを救い出すために、私たちの罪のために十字架の上で死なれ、罪の贖いをされたのです。それは、私たちが罪を告白し、悔い改め、神に立ち返るためです。イエス様は、今日も「わたしは、あなたの背きを雲のように、あなたの罪をかすみのように消し去った。わたしに帰れ。わたしがあなたを贖ったからだ。」(イザヤ44:2)とあなたを招いておられます。