牧師コラム 『人の齢は百二十年』 2020年3月1日

牧師 高橋勝義

あなたはご自分の人生を、何年ぐらいあればいいなと思っておられるでしょうか。

神は「わたしの霊は、人のうちに永久にとどまることはない。人は肉にすぎないからだ。だから、人の齢は百二十年にしよう。(創世記6:3)」と言われました。
あなたにとって齢百二十年は、長いでしょうか、それとも、短いでしょうか…。
神は人の齢を百二十年と定めましたが、実はここに愛が詰まっているのです。
それは定められた百二十年の先には必ず“”があり、誰もがそれを意識し自らの人生を考えるようになるからです。なぜ、死があるのか。また死後どうなるのか。

聖書は、「罪の報酬は死です。しかし神の賜物(プレゼント)は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。(ローマ6:23)」、また「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている(へブル9:27)」と語ります。
この罪とは、私たちを造られた創造主なる神に背を向け、自分勝手な歩みをすることです。その結果、争いが絶えない世界になりました。

しかし、私たちを愛してやまない神は、キリストによる希望と救いの道を開いてくださいました。キリストの十字架の赦しを受け取り、罪を悔い改める期間(チャンス)を設けてくださったのです。それが、人の齢を百二十年にした理由です。

「しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです」