牧師コラム 『救い主の誕生』 2017年12月24日

 牧師 高橋勝義     

 あなたは、家族の誕生日を覚えていますか。
 11月になると、街では、クリスマスソングが、あちこちから聞こえてきます。
 子どもの頃の私にとって、クリスマスは、ケーキが食べられる日でした。
 クリスマスとは今から約2000年前の夜、イエス・キリストが誕生した日なのです。
 その夜、野宿で夜番をしている羊飼いたちの前に御使いが現れ「きょうダビデの町(ベツレヘム)で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。(ルカ2:11,12)」と告げました。
 そこで、羊飼いたちは、ベツレヘムの町に出かけ、御使いが告げた通り飼い葉おけに寝ているみどりごを見つけたのです。
 それから、30年後、バプテスマのヨハネという人は、イエス・キリストを見て「見よ、世の罪を取り除く神の小羊(ヨハネ1:29)」と語りました。
 私たちは、まことの神を知らず、神に背を向けて歩んでいるので、憎しみや怒り、妬みや恨みに心が支配され、様々な争い事を引き起こしてしまうのです。
 この心の根本にあるのが罪なのです。この罪を取り除くために、イエス・キリストは、人となってこの世(あなたのところ)に来られ、十字架で死んで下さいました。
 そのイエス・キリストは、『わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招いて、悔い改めさせるために来たのです(ルカ5:32)』とあなたに語っています。
 クリスマスは、神の子イエス・キリストが私たちの所に来て下さった喜びの時、だから世界中でお祝いするのです。